
RES(対応力の高い、環境に配慮した、持続可能な)社会に向けて
地球規模で進行する気候変動は、異常気象の増加や環境の悪化、さらには動植物の絶滅を引き起こし、私たちの健康、食料、住まい、安全、そして命そのものにまで大きなリスクをもたらしています。こうした変化に対応するためには、生態系の変化にあわせて社会全体が柔軟に適応し、人類がさまざまな危機や混乱を予測し、備え、対応できる力を高めていくことが求められています。
Eco Energyグループ(Eco Energy New Zealand および Eco Energy Japan)は、気候変動に対する人類の適応力を高めることを目指し、オランダ発の発想と手法を取り入れた最先端の取り組みを進めています。具体的には、未利用地を公園や森林などの緑地として再生するとともに、さまざまな自然エネルギーの活用を推進し、気候変動の進行を抑制する対策を実施。また、災害リスクに備えることを目的に、「R+E+S」(レジリエント:予防・対応・回復力の高い、エコロジカル:環境に配慮した、サステイナブル:持続可能な)住宅および地域社会の研究・設計・開発に取り組んでいます。
Eco Energy New Zealand

Sun Valley サンバレー
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私たちが所有する総面積735ヘクタールの土地は、オークランド市から北に約130キロメートル、温暖で湿度の高いノースランド地方に位置しています。現在、この土地はニュージーランド政府の森林保有計画の一環として、政府に30年間の契約でリースされています。
また、森林管理と並行して、ニュージーランドの風力および太陽光発電の専門家と連携し、地域全体で利用される再生可能エネルギーの発電施設の導入にも取り組んでいます。これにより、石炭による発電の削減に貢献しています。

The Vista ザ ビスタ
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オークランドから北へ50km、起伏に富んだ丘陵地から太平洋までを望む壮大な景観と、地域特有の植生、湿地や滝などの自然地形が多く残る320ヘクタールの土地を、当社が取得した時点ですでに29棟の大規模住宅の開発許可が下り、新たな植林も始まっていました。
現在、当社は環境保全省と連携し、既存の開発許可を大幅に縮小する形で見直し、RESな(環境に配慮した持続可能で対応力の高い)小規模住宅の建設を計画しています。あわせて、土地の大部分を自然の姿に戻す作業も進めています。

Ocean View オーシャン ビュー
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ニュージーランド南島の北端近くに位置するこの1,200ヘクタールの土地は、同国の道路交通システムの基幹である国道1号線に隣接しています。国内でも交通の便が良いブレナムの町から南へわずか10キロの場所にあり、風向きに恵まれ、日照時間も長い理想的な環境が広がっています。
私たちは、かつて羊の放牧地だったこの土地に多種多様な樹木を植えました。過去数世紀の間に在来植物が完全に消滅したこの地域で、新たな永久林業のショーケースとなることを期待しています。また、新しい森林の造成と並行して、ニュージーランドの専門家と協力し、石炭火力発電に代わる風力・太陽光による再生可能エネルギーの導入にも取り組んでいます。

The Future ザ フューチャー
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ニュージーランドのエネルギー安全保障にとって極めて重要なクライドの町とクライドダムを見下ろすこの1,140ヘクタールの区画は、なだらかに標高が上がり、平らな頂上へと続いています。そこからは、四方に素晴らしい景色が広がります。この地域は国内でも最大級の淡水湖に隣接し、果物の栽培に適した最高の微気候を備えています。また、クイーンズタウンとワナカといった有名なリゾート地へも、それぞれ約80kmの距離で道路から容易にアクセスできます。
フューチャー地域はすべての海岸から遠く離れ、大量の淡水を利用できるため、地球温暖化による気温の過度な上昇が予想されない数少ない地域の一つです。そのため、気候変動による激変に対して、世界で最も安全な場所の一つとして高く評価されています。
ここでも私たちはニュージーランドの専門家と協力し、地域全体で利用できる風力・太陽光による再生可能エネルギーの導入を進めています。現在、クライド地域および隣接する町では十分な水力発電による電力が供給されていますが、氷河の融解によりこのエネルギー源は将来的に減少すると予測されています。そのため、持続可能な代替エネルギーへの移行が求められています。
Eco Energy Japan

Lake Toya 洞爺湖




























